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健康・医療

深夜の食事は怖い! 夕食は夜8時までに

糖尿病の食事療法では、規則正しい食生活が基本となります。しかし、働き盛りの人では、なかなか思うような時間帯に食事を摂ることができないでしょう。特に夕食は、残業などで不規則になりがちです。こうした不規則な食事は、血糖値のコントロールに悪影響を及ぼします。

夜遅い食事はどうしてよくない?

夕食の時間が遅くなると、長い時間、空腹状態が続きます。そのため、仕事が終わったあとに一気に“ドカ食い”をしやすくなります。多くの場合、高脂質・高エネルギーの食事を摂ることになるでしょう。すると、寝る前も血糖値が高いままになります。

昼間は、交感神経の働きで心臓や肺などの循環器系の臓器は活発に動いていますが、夜間は、副交感神経の働きでこれらの臓器の活動は最低限に抑えられます。逆に夜間は胃や腸、肝臓、膵臓(すいぞう)の働きがよくなり、血液中のブドウ糖を各臓器に取り込み、脂肪に変換して蓄積しやすくなっています。摂取した高脂質・高エネルギーの食事は、内臓脂肪として体内に蓄積されやすくなるのです。

肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」や、筋肉に脂肪がつく「脂肪筋」になると、血液中のブドウ糖を細胞へ取り込む「インスリン」の働きが低下することがわかっています。インスリンの働きが低下すると、膵臓はさらに多くのインスリンを分泌しようと頑張り続け、さらなる肥満を引き起こします。しかし、このような状況が継続されると、膵臓のインスリンを分泌するβ(ベータ)細胞は最終的に疲弊してしまいます。インスリン分泌が低下すると、急激に血糖値が上昇し、糖尿病はどんどん悪化していくのです。

糖尿病を改善・予防するためには、夕食は、夜の8時までに済ませましょう。眠りに就く3時間前までに食事を終えると、内臓脂肪がたまりにくくなるとされています。夜の8時までに食卓につくのが難しい人は、残業前に軽く食べておくことで空腹をしのぎ、帰宅後に足りない栄養を補うようにしましょう。