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健康・医療

食べすぎを防ぐには、食事を存分に楽しむこと

公開日:2018年7月25日
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現代人は、昔の人に比べて食事中にかむ回数が減り、食べるスピードが速くなっています。早食いの習慣は、食べすぎや肥満を招くだけでなく、血糖値の上昇に大きく影響します。

“早食い習慣”は、肥満の元凶

食欲をコントロールしているのは、胃腸ではなく大脳です。食事をすると、血液中のブドウ糖の濃度が上昇します。この情報が大脳に伝わり、脳から「摂食中止」という指令が出て初めて、“おなかがいっぱい”と満腹を感じるのです。

食べるスピードがあまりにも速いと、大脳に情報が伝達される間に、食べ物が次から次へと胃へ送られることになります。その結果、大脳からのサインが届く前に食べすぎ、肥満になります。食後の血糖値も急上昇してしまうのです。

糖尿病の食事療法では、1日に摂るべき適正エネルギー量が決まっています。「目の前に食べ物があるから」「勧められたから」「ストレス解消のために」食べるのではなく、食事は、朝、昼、晩、規則正しい時間に摂り、食べる際にはゆっくりと時間をかけてよくかみ、エネルギー量を考えながら食べる習慣を付けましょう。

時間をかけてゆっくりと食事をすると、大脳から出る満腹のサインを逃さずに食事を終えることができます。また、食事中に家族や友人と会話を楽しむことも大切です。会話が弾むと食事がおいしく感じられるばかりでなく、話すペース、食事を口に運ぶペースが周りの人と同じになるため、食事時間自体が長くなり、早食いを改善することができます。

食事内容を考えたり、食事量を抑えたりすることは時間がかかるかもしれません。しかし、食事に時間をかけ、ゆっくりよくかんで食べることは、今すぐに実践できることです。早速、始めてみましょう。