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健康・医療

ゆっくり立ち上がる。立ちくらみを防ぐために②

公開日:2018年7月25日
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<「ゆっくり立ち上がる。立ちくらみを防ぐために①」の続きです。>

降圧薬の副作用として、比較的よく起こるのが「立ちくらみ」です。前回の記事に引き続き、立ちくらみ対策を紹介しましょう。

立ちくらみ対策② こまめに水分をとる

降圧薬服用中の立ちくらみ対策の2つ目は、こまめに水分をとって脱水にならないようにすることです。脱水で体液量が減ると、ふらつきや立ちくらみが起こりやすくなります。降圧薬をのんでいる場合は、特に気温や湿度の高い日、運動中や運動の前後、入浴の前後には意識して水分をとり、脱水にならないようにしましょう。

立ちくらみ対策③ 入浴は湯温40度以下にする

3つ目は入浴についてです。平成26年度に家庭の浴槽で溺れて亡くなった人は4,866人で、そのうち約9割が65歳以上の高齢者です(消費者庁ホームページより)。入浴中の事故の多くは、寒い洗い場ではなく、温まる浴槽内で起きています。なぜでしょう?

お湯に入った直後は、水圧がかかり一時的に血圧が少し上がります。ところが、お湯につかって体が温まると、末梢(まっしょう)の血管が拡張して、血圧は徐々に下がってきます。そのため、降圧薬をのんでいる人が42度を超えるような熱いお湯につかっていると血圧が下がりすぎ、立てなくなったり、立とうとしたときに失神したりして、溺れてしまうことがあるのです。

降圧薬服用時中の入浴事故を防ぐために、以下のことを守ってください。

・湯温は40度以下にする。感覚ではなく、湯温計で確認してください。

・立ち上がるときは、何かにつかまりながらゆっくりと立つ。

・フラフラして立てないときは、浴槽外に頭を出して下げ、助けを呼ぶ。

・お酒を飲んだときは、入浴しない。どうしてもの場合は、シャワーにする。

・同居人がいる場合は、これから入浴する旨を伝えておく。

立ちくらみ対策④ お酒を飲んだときはゆっくり行動する

最後は飲酒による立ちくらみについてです。お酒を飲むと、一時的に血管が広がって血圧が下がります。そのため、降圧薬をのんでいる人がお酒を飲みすぎると、血圧が下がりすぎて立ちくらみを起こしやすくなります。酔っているときは、血圧が下がっているということを自覚して、ゆっくり行動してください。