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健康・医療

糖尿病の人こそ“美食家”に。 1食1食に関心をもとう

公開日:2018年11月21日
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食事に無関心なことは、糖尿病を招く原因の1つともいえます。1食1食の食事の内容や量に対して関心をもち、素材を味わって適量を楽しむ。糖尿病の人こそ“美食家”であるべきなのです。

「制限」でなく「選べる」という前向きな姿勢を

糖尿病と診断されると、おいしいものが食べられなくなる、エネルギー制限で味気ない食事になる、と悲観する人が多くいます。しかし、これは誤解です。

糖尿病は、決して悲観的になる病気ではありません。実は、糖尿病で治療に前向きな患者さんに美食家が多いのはご存じですか。皆さんとても元気で、毎日の食事を楽しんでいます。食事療法をしながら、なぜ食事を楽しみ、前向きでいられるのでしょうか。それは、食事の楽しみを「おいしく食べること」としているからです。

素材がもつ本来のおいしさを味わい、適量を楽しむのが、美食家です。おいしいものであれば、たくさん食べなくても心が満たされて満足できるのです。ですから、美食家の人は、皆さん楽しみながら、食事療法を実践できているのです。おいしいものを食べることは、人生の楽しみの1つになります。ですから、「食べることを制限する」と考えるのではなく、「何を食べるか選べるようになる」と、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

美食家のAさんは、おすしを食べに行くときは、8貫と決めています。そのなかで自分の食べたいものを選び、旬の食材のおいしさを楽しんでいます。「しゃり」を減らして、12貫も食べることもあるそうです。

食事療法は、これまで、無関心だった食事の内容や量に関心をもつことから始まります。糖尿病が進行し、深刻な合併症が起きてからでは遅いのです。健康な状態に引き返せる早い時期に、食に対する考え方を改め、前向きに食生活の改善に取り組みましょう。