まいにち健康チェック
健康・医療

運動不足は脂肪蓄積を招き、血糖値を上げる!

糖尿病の改善には、食事療法とともに運動療法が欠かせません。糖尿病を引き起こすそもそもの原因は、乱れた食生活や運動不足による肝臓や筋肉への脂肪蓄積です。バランスのとれた食事を規則正しく食べるとともに、日頃の運動不足を見直し、体を動かす習慣をつけることが大切です。

消費エネルギー量の不足に要注意

私たちの体が消費するエネルギー量と食事などから摂取するエネルギー量のバランスがとれていれば、脂肪がたまりすぎることはありません。

消費エネルギーには、基礎代謝エネルギーと日常生活や運動によって消費するエネルギーがあります。基礎代謝エネルギーとは、生命を維持するために必要な最小限のエネルギーのことで、心臓の拍動や体温維持、呼吸などによって消費されるものです。この基礎代謝エネルギーは、年齢を重ね、筋肉量が減ることで減少します。そのため、同じエネルギー量をとっていても、基礎代謝エネルギーが減少し、さらに運動不足の状態にあると、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されるようになります。そして、その脂肪が筋肉にたまったり(脂肪筋)、肝臓にたまったり(脂肪肝)するようになると、インスリンの働きが低下し、ブドウ糖が利用されにくくなり、血糖値が上昇してくるのです。

現代人の大半が運動不足!

2017年に厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」によると、40~59歳のうち、1回30分以上の運動を週に2日以上、1年以上続けているという人は、男性では24~27%、女性では16~23%しかいませんでした。こうした運動不足が肥満、特に内臓脂肪型肥満を招き、糖尿病を悪化させます。

交通網の発達によって便利で豊かな生活を送れるようになった一方で、現代人の大半が運動不足になっています。血糖値を良好にコントロールしていくためには、日々の生活のなかで、運動の習慣をつけることがとても大切です。