まいにち健康チェック
健康・医療

たった1回の運動でも血糖値は下がる

公開日:2019年5月1日
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短時間であっても運動をすることで、インスリンの働きがよくなり、血糖値を下げる効果があることがわかっています。時間がないからと諦めず、少しでもよいので、体を動かして、運動に取り組みましょう。

「脂肪筋」を減らすことが大事

血糖値を高める原因の1つに「脂肪筋」があります。食べすぎや運動不足によって余った脂肪が筋細胞にたまった状態を脂肪筋といいます。この脂肪筋はインスリンの働きを低下させます。

食事からの炭水化物は腸でブドウ糖へと分解され、吸収されます。ブドウ糖を利用する最大の臓器は筋肉です。ところが、筋肉への脂肪蓄積が増えるとインスリンの働きが悪くなり、ブドウ糖が筋肉に取り込まれにくくなります。その結果、血液中のブドウ糖の濃度が上がり、血糖値が高くなるのです。

運動で脂肪筋を改善しよう

運動によって筋肉の脂肪量を減らすことはとても重要です。体を動かすことで脂肪筋が改善され、さらに筋肉量が増えると、インスリンの働きがよくなり、血糖値が改善してきます。その効果は、運動中だけでなく、運動が終わったあとも続き、ほぼ3日間は筋細胞がインスリンに対して敏感に反応し、ブドウ糖を取り込む量が増加することがわかっています。

たった1回の運動で体重を減らすことはできませんが、体内では血糖値を改善する方向への反応が起こっているのです。体重に変化が現れないから効果がないのではないかなどと思い、運動をやめてしまうのはとてももったいないことです。肥満を解消し、体重を減らすことは重要ですが、運動がもたらす効果はそれだけではないことをしっかり理解し、こまめに体を動かすようにしてみましょう。