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健康・医療

食事&運動の相乗効果で、インスリンの働きはよくなる

公開日:2019年5月1日
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糖尿病の治療では、食事療法と運動療法を同時に行うと、筋細胞にたまった脂肪(脂肪筋)が大きく減少し、インスリンの働きがよくなることが実証されています。

相乗効果で効果は何倍にも!

食事療法だけを10日間行った人と食事療法と運動療法を併せて10日間行った人の脂肪筋の状態とインスリンの働きを調べた研究があります(Tamura Y, et al. J Clin Endocrinol Metab, 2005)。それによると、食事療法と運動療法を併せて行った人は、食事療法だけを行った人に比べ、筋細胞の脂肪が約2割多く減少していました。また、インスリンによってブドウ糖が筋肉へ取り込まれる量は約3倍も増加し、インスリンの働きが大きく改善されていることがわかったのです。

効果が大きくアップしたのは、運動療法と食事療法の相乗効果によるものと考えられます。つまり、糖尿病治療においては、食事療法と運動療法を併せて行うことが大切ということです。

1週間程度でも効果あり!

糖尿病の人は、運動は苦手、嫌いという人が少なくありません。そのような人は、とりあえず1週間、体を動かすことを続けてみましょう。長期間続けなければ意味がないのではと思う人は多いでしょう。しかし、前述の研究からは、10日程度の運動でもこのような大きな変化が起こることが示されています。

途中でやめてしまっても、諦めたりなげやりになったりする必要はありません。期間があいてしまっても、また始めればよいのです。続かない日々の繰り返しになってもかまいません。食事療法に運動療法を加えることが高血糖の改善に効果的であることを忘れずに、上手に取り入れていきましょう。