まいにち健康チェック
健康・医療

糖尿病・糖尿病予備群は脂肪肝にも注意が必要

公開日:2018年4月18日
タグ:

脂肪肝と関係の深い病気の1つ、糖尿病。血糖値が高い状態が続くと脂肪肝になりやすく、脂肪肝がひどくなると血糖値がさらに高くなりやすいという悪循環を引き起こします。

血糖値が高いと脂肪肝になりやすい

脂肪肝を招く原因の1つに、血糖値の高さがあります。血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖の量を示すもの。血糖値が高くなると、膵臓(すいぞう)からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは肝臓や筋肉に作用し、ブドウ糖の取り込みを促します。

肝臓や筋肉に取り込まれたブドウ糖は、貯蔵用の糖、グリコーゲンにつくり変えられます。ただし、グリコーゲンが貯蔵できる量は限られています。余ったブドウ糖は、肝臓で中性脂肪に変えられ、脂肪組織にためられていきます。この中性脂肪が過剰に肝臓にたまれば、脂肪肝になるというわけです。

血糖値が高い状態が続くと、当然、脂肪肝が生じる危険性が高まります。実際、空腹時の血糖値が正常な人でも3割近くの人に脂肪肝が見られます。糖尿病とまではいえないが正常ではない人では4割強、糖尿病と診断された6割強が脂肪肝を抱えているとも報告されています。

脂肪肝になると血糖値が下がりにくくなる

問題はさらに続きます。肝臓や脂肪組織に中性脂肪がたまると、インスリンの効きが悪くなっていくのです。インスリンが分泌されても肝臓や筋肉がブドウ糖を十分に取り込まないため、血糖値は下がりにくくなります。つまり、脂肪肝や肥満が進むにつれ、糖尿病が悪化しやすくなるのです。

こうした脂肪肝と糖尿病の悪循環から抜け出すためには、たまった脂肪を落とすこと、血糖値を安定させることが必要です。

糖尿病に対しては、薬物療法などが必要になることもありますが、日常生活で取り組むべきことは、脂肪肝の治療も糖尿病の治療も共通しています。それは、食べすぎないこと、そして、積極的に体を動かすこと。これらを根気強く実践することが大切です。