まいにち健康チェック
こころ

うつ病の原因はわかっていない

公開日:2017年11月28日
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うつ病と診断されたとき、真っ先に考えるのは「何が原因なのか?」ということではないでしょうか。うつ病のきっかけとして、よく知られているのが「ストレス」です。

ストレスから始まる無限の“ネガティブ思考”

強いストレスを抱えた状態が続いたり、あまり強いと感じていなくてもいくつものストレスを体験したりして、しかも周りから適切な手助けが得られないと、物事のとらえ方が否定的になり、実際より悪い方向に考えてしまいがちです。ふだんなら立ち止まって状況を確認したり、現実的な対応策を考えることができますが、うつ病のときには現実に目を向けられず、悪いことばかりを考えるようになります。その結果、ストレスを現実以上に大きく感じるようになり、周りからの手助けも目に入らなくなってきて、悪循環に入ってしまいます。

ストレスにはさまざまな種類がありますが、一般的にうつ病の発症に影響するのが「喪失体験」です。例えば、大切な人と別れたり、病気のために健康を失ったりすることは喪失体験ですし、昇進や結婚、出産など、周りから見ると喜ばしいような環境の変化も、喪失体験を伴うので、ストレスになる場合があります。

落ち込んだときには、原因探しよりも問題への対処を

うつ病は喪失体験などのストレスがきっかけで起こるのですが、1つだけでなく、複数のストレスが影響していることがよくあります。また逆に、目に見えるストレスをほとんど体験していないのにうつ病にまでなってしまうこともあります。それに、うつ病になったときにストレスを感じていたとしても、それが原因かどうかはわかりません。うつ病のためにつらい気持ちが強くなると、「なぜこうなったか」を突き詰めたくなります。「原因を見定めて取り除かなければ治らない」と思うからでしょうが、焦りは禁物です。まずは目の前の問題を解決するために何ができるかを考えてみましょう。原因を探りすぎないことも大切です。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。