まいにち健康チェック
健康・医療

心臓をコントロールする、自律神経の仕組みと働き

公開日:2017年12月1日
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緊張して心臓がドキドキするといった経験は、きっと誰にもあるでしょう。そんなとき、「早く治まってほしい」と思っても、思いどおりにはなりません。

運動をしたときにも、心臓の拍動は自然に速くなります。運動して体幹の筋肉がたくさんの酸素を必要としているため、自分の意志とは関係なく心臓の拍動が速くなって、たくさんの酸素を筋肉に送ってくれるのです。

このように、意識しなくても心臓が適切に動いてくれるのは、「自律神経」が働いているためです。

交感神経の働きで拍動が速くなる

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という2種類の神経があります。交感神経と副交感神経は、バランスをとりながら、さまざまな臓器の働きをコントロールしています。

例えば、目の前にいきなりクマが現れたとしましょう。こんなときは、交感神経の働きが高まり、心臓の拍動は速くなります。戦うにしても、逃げるにしても、そのほうが体が対応しやすいからです。どのような原因でも緊張状態にあるときには、交感神経の働きを活発にし、心臓にも影響を及ぼします。

激しい運動をしているときも、筋肉にたくさんの血液を届けるために、交感神経の働きが高まります。

一方、ソファでゆったりとリラックスしているときや、眠っているときのことを想像してみましょう。このようなときは、副交感神経の働きが高まり、心臓はゆっくりと拍動しています。

バランスが崩れると「不整脈」に

バランスをとりながら働いている交感神経と副交感神経は、常にストレスがあって緊張状態が続いていたり、睡眠が不足していたりすると、バランスが崩れてしまうことがあります。安静時や睡眠中など、心臓が休んでいてよい時期にも、副交感神経の働きを凌駕するように交感神経の働きが強まることがあります。そのため、無用に心臓の拍動が早まったり、不整脈が出たりします。

そうしたことが心臓の拍動にも影響を及ぼし、「不整脈」が起こりやすくなります。心臓の健康のためには、交感神経と副交感神経のバランスを崩すような生活には注意したほうがよいでしょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年12月1日)。