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健康・医療

「収縮期血圧」「拡張期血圧」「上の血圧」「下の血圧」……。血圧って何者?

公開日:2017年11月28日
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「血圧」や「高血圧」という言葉は知っていても、実際には何のことかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」
高血圧を予防するためには、血圧について知っておくことが大切です。

血液が流れるときの圧力を「血圧」という

生きていくためには、酸素と栄養が欠かせません。酸素と栄養は、血液によって体の隅々まで届けられます。その血液を送り出すポンプの働きをしているのが心臓。噴水のように、心臓から勢いよく送り出された血液は、動脈を通って体じゅうに流れていきます。このとき、動脈にかかる血液の圧力を血圧と呼んでいます。血圧がなかったなら、心臓より高い位置にある脳に血液を届けることができず、生活することはおろか、生きていけないでしょう。

「上の血圧」と「下の血圧」。違いはそのパワー

心臓は、血液を送り出すために収縮と拡張を絶え間なく繰り返しています。心臓がぎゅっと収縮すると、心臓に蓄えられている血液が一気に勢いよく出ていくので、血圧が最も高くなります。これが上の血圧。心臓が収縮したときの血圧であることから、「収縮期血圧」や「最高(最大)血圧」ともいいます。

反対に、心臓が拡張すると、体中を巡ってきた血液が心臓に戻ってきます。当然、心臓から血液は出ていきません。しかし、脳をはじめ全身が、酸素と栄養が送られてくるのを今か今かと待っています。

そのとき働くのが、心臓に直結している直径約3cmの太い大動脈。実は、心臓が収縮すると血液は大動脈に流れ込んで押し広げ、一部をその中に備蓄します。心臓が拡張するときには、広がった大動脈の壁が元に戻ろうとする弾力で血液を末梢に送り出します。血液は徐々に全身に送り出され、次の心臓の収縮が始まる直前に圧力は最も低くなります。これが下の血圧。心臓が拡張したときの血圧なので、「拡張期血圧」や「最低(最小)血圧」と呼ばれます。

「上の血圧」と「下の血圧」とも、生きていくのに欠かせない重要な役割を担っているのです。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。