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健康・医療

「家庭血圧」と「診察室血圧」。大事なのはどっち?

公開日:2017年11月28日
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日本での家庭用の血圧計の普及台数をご存じでしょうか。驚くなかれ、答えは約4,000万台! 日本の世帯数が約5,300万ですから、1世帯に1台の時代は目の前。ほんの少し前までは、血圧は“医療機関で測るもの”とされていたのが、今や家庭で測るのが当たり前の時代になりました。

血圧を家庭で積極的に測るようになった背景には、高血圧の予防や治療のためには家庭で測る家庭血圧が欠かせないという意識が広く浸透してきたことがあります。そうした意識の広がりに加えて、血圧計の価格が安くなり、手軽に購入できるようになったことも大きな後押しに。

家庭血圧で、“本当の血圧”がよくわかる

家庭で血圧を測る大きなメリットは、ふだんの血圧がわかること。血圧は1日24時間、常に変動しています。ただし、上昇のタイミングやきっかけは人それぞれ。なかには、医療機関で医師や看護師が血圧を測るときだけ飛び抜けて高くなる人もいます。こうした人を医師や看護師が測る診察室血圧だけで判断することはできません。高血圧でないのに、高血圧と診断されてしまうかもしれません。

家庭で血圧を測ることは、正確な診断には欠かせないことなのです。また、高血圧の予防や治療に対するモチベーションを高める効果も期待できます。

では、家庭血圧と診察室血圧が大きく異なる場合はどう判断すればいいのでしょう。

その場合、通常は家庭血圧を重視します。すでに医療機関にかかっている人でも、血圧を測るのは2~4週間に1回。家庭なら毎日決まった時間に測ることができます。

「上腕にカフ」タイプで測ろう

一口に血圧計といっても、上腕で測るタイプもあれば、手首で測るタイプもあります。上腕で測るタイプにも、カフ(腕帯)という布製の細長いベルトを上腕に巻きつけて測るタイプと、血圧測定器に直接上腕を通して測るタイプがあります。自分の好みに合わせて選んでもよいですが、日本高血圧学会ではより正確な数値が出る、上腕にカフを巻くタイプをおすすめしています。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。