まいにち健康チェック
健康・医療

脳梗塞は、夜から朝に多発!

脳梗塞によって脳が損傷されると、その部位が担っていた機能が失われることになります。損傷された部位によって、さまざまな症状が現れます。

脳梗塞の主な症状としては、以下のようなものがあります。

・運動障害、感覚障害……体の片側に力が入らなくなる麻痺(片麻痺:へんまひ)や、運動障害が起きている側と同じ側の感覚が鈍くなる

・言語障害……話ができなくなる、言葉や話が理解できなくなる

・視覚障害……突然片方の目が見えなくなる、部分的に視野が欠損する

・めまい……ぐるぐる回る「回転性めまい」と地震のようにぐらつく「浮動性めまい」がある

・意識障害……意思の疎通が困難になる

・高次脳機能障害……一般的な正常な判断や行動ができなくなる。例えば、見えている物が認識できなくなる「失認」や、ふだん使っている物の使い方がわからなくなる「失行」がある

どの動脈が詰まったかによって症状や重症度は変わります。主幹動脈(太い脳動脈の総称)が詰まると広い領域が障害されるため、重篤(じゅうとく)な状況に陥りやすくなります。逆に細い動脈では障害される領域が小さいため、ほとんど無症状で気付かないこともあります。

夏の早朝は特に注意して

脳梗塞は夏に発症しやすいといわれます。たくさん汗をかくことで脱水状態になりやすく、血液が濃縮して、流れが滞り、血栓(血液の塊)ができやすくなるためです。

時間帯としては夜間から午前中にかけて発症しやすく、注意が必要です。「アテローム血栓性脳梗塞」や「ラクナ梗塞」は、明け方、安静時に起こりやすいといわれます。血圧は睡眠中の午前3時ごろが最も低く、そこから朝にかけて次第に上昇します。特に、早朝に血圧が急に上昇する「早朝高血圧」のある人は、気を付けなければなりません。

一方、心臓内にできた血栓による「心原性脳塞栓症」は、日中に発症しやすいタイプです。これは、急に体を動かしたときなどに血栓が飛び出しやすいためです。トイレで息んだりせきこんだときなど、急に力んだ弾みで起こることもあります。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年2月21日)。