まいにち健康チェック
健康・医療

職場で測ると血圧が高い! 仕事は辞められないけれど……

成果主義の導入に雇用調整による負担増など大きく変わりつつある職場環境。それに伴いストレスも急増中。厚生労働省の調査によると、働く人の約60%以上がストレスを感じながら仕事をしているそうです。

ストレスが持続すると血圧にも影響します。朝と夜に測ると正常血圧で、日中、特に職場で測ると高血圧になる場合に、「職場高血圧」と呼ばれています。高血圧の治療を受けている人が、「職場で測ると降圧目標を超えていて、血圧管理が不十分な場合」も職場高血圧の1つと考えられます。

ストレスと上手に付き合う

仕事の内容に報酬が合っていない、上司とソリが合わない、取引先からのクレームが多いなど職場でのストレスはさまざま。通常、ストレスに伴う血圧上昇は一時的ですが、職場にいる時間の大部分で高い血圧が続く場合は問題です。職場の血圧をきちんとコントロールする必要があります。

職場の環境を改善して、不必要なストレスを避ける工夫は必要ですが、ストレスのない職場はないでしょう。ある程度のストレスは、やむを得ないと考え、上手にストレスに対処することも考えてください。イライラしたときにはゆっくり深呼吸する、仕事の合間に軽いストレッチをする、仕事から離れて熱中できる趣味を楽しむ、友人とおしゃべりするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。それでも、気分の落ち込みや不眠がある、お酒の飲みすぎに関連している場合は、医師に相談してください。

また、職場高血圧は、太っている人や家族に高血圧の人がいる場合に多いといわれています。職場に医務室があれば血圧を測ってもらい、高い状態が続く場合は医師に相談しましょう。

リタイア後の人生設計も忘れずに

将来の身近な問題として気をつけたいのが退職後のライフスタイルです。これまで通勤していた人が、定年退職後に通勤がなくなると、運動不足のために体重が増え、血圧や血糖値が上がることもまれではありません。体脂肪1kgは約7,000kcalです。30分歩くと約100kcal消費するので、通勤がなくなり毎日100kcalの消費が減ると、70日で体重が1kg増えることに。“1年後には5kg増えていた”とならないように生活習慣を整えましょう。

やることもなく、昼間から家の中でゴロゴロしていると家族のストレスは頂点に! ということも考えられます……。自分のためにも家族のためにも、退職後の過ごし方はきちんと考えておきましょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。