まいにち健康チェック
健康・医療

計測のタイミングで数値が違う、3つの血糖値をどう読む?②

糖尿病の診断や治療のために行われる血糖値の検査には、「空腹時血糖値検査」「随時血糖値検査」「ブドウ糖負荷試験」の3つの方法があります。

「計測のタイミングで数値が違う、3つの血糖値をどう読む?①」では、先の2つの血糖値検査について述べました。今回は、3つめのブドウ糖負荷試験についてご紹介しましょう。

ブドウ糖負荷試験

食事は前日の21時まで。水を飲むことはできますが、10時間以上絶食にしたうえで採血をします。その後、75gのブドウ糖を溶かした液体を飲み、30分後、1時間後、2時間後に採血し、血糖値と血液中のインスリンレベルを調べます。

日常生活で75gものブドウ糖を液体で一気に飲むことはありえません。しかし、健康な人であれば、インスリンが瞬時に分泌され、肝臓や筋肉に働いてブドウ糖が処理されるので、1時間値は160mg/dL以下に、2時間値は140 mg/dL以下に抑えられます。この際にインスリンがどのように、どれだけ分泌されたのかも知ることができるのです。

この検査は糖尿病が疑われる場合に、または、すでに糖尿病であってもその原因を調べるためによく行われる検査です。その結果を主治医から説明してもらい、正しく理解し、異常であれば、その改善につとめてください。

この検査結果が、「正常型」でも「糖尿病型」でもない場合には、「境界型」と診断されます。境界型は放置すると、糖尿病に進行するだけでなく、このステージに動脈硬化が進行し、「心筋梗塞」や「脳梗塞」を引き起こしやすいことがよく知られています。

糖尿病の疑いがある人はもちろん、将来糖尿病の発症リスクが高い人(例えば、高血圧、脂質異常症、肥満のある人など)は、ブドウ糖負荷試験を受けてみることをおすすめします。