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健康・医療

子どもに多い「川崎病」と心筋梗塞の深い関係

公開日:2018年3月7日
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「心筋梗塞」は、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈が詰まることで起こる病気です。「動脈硬化」が進むと、血管が硬くもろくなって、内腔(ないくう)が狭くなります。ここに血栓(血液の塊)が詰まってしまうのです。

動脈硬化は、加齢や生活習慣病によって進行するので、心筋梗塞は生活習慣病の1つとされています。かつては「成人病」といわれていたように、大人の病気というのが一般的なイメージでしょう。しかし、赤ちゃんや小さな子どもにも、心筋梗塞が起こることがあるのです。

「川崎病」の合併症として心筋梗塞が起こる

川崎病は、4歳以下の子どもに多く見られる病気の1つです。高熱が続いた後に、手脚の皮がポロポロとむけるのが特徴です。問題となるのが、全身の血管に炎症が起こることなのですが、冠動脈に炎症が起こってもろくなると、血圧に耐え切れず、“こぶ”(瘤)ができることがあります。こぶの中で血栓ができると、心筋梗塞を起こすことがあります。

川崎病の主な症状は、次の6つがあります。

・38度以上の熱が5日以上続く
・両目が赤くなる(結膜充血)
・唇が赤くなる
・手脚が腫れたり、手のひらや足底が赤くなったりする
・手脚の指先から皮がむける
・片側の首のリンパ節が腫れる

気になる症状があれば、小児科を受診してください。川崎病のほとんどは、適切な治療を行うことでよくなります。また、冠動脈のこぶができても、大半は問題ありませんが、こぶの最大径が8mm以上の場合は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こす危険性が高いといわれています。

「川崎病にかかったことがある」と伝えて

川崎病にかかった人は、大人になってからも、こぶの有無にかかわらず、冠動脈の動脈硬化を起こしやすいと考えられています。保護者は、本人に「小さいころ川崎病にかかった」ことを、きちんと伝えておきましょう。そして、塩分や脂肪をとりすぎないよう、「血管を守る食習慣」を子どものころから身につけておくことが大切です。