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健康・医療

体は眠っていなかった!? 寝ている間に上がる「夜間高血圧」②

本来、睡眠中の血圧は、1日のなかで最も低くて安定した状態に保たれています。ところが、「夜間高血圧」の人は、夜間に血圧が下がりにくい、あるいは夜間のほうが血圧が高い状態になります。

「体は眠っていなかった!? 寝ている間に上がる『夜間高血圧』①」では、夜間高血圧を招く原因の1つとして、「睡眠時無呼吸症候群」について述べました。今回も引き続き夜間高血圧を招く原因と、夜間高血圧の検査についてご紹介しましょう。

夜間高血圧の原因(2)

・慢性腎臓病
腎臓は、血液をろ過して老廃物を排せつしたり、体液量を調節するなどの働きをしています。この働きが低下していく「慢性腎臓病」の場合、筋肉の血流量が減っている夜間に、腎臓への血流量を増やして老廃物の排せつや体液量の調節をする必要があります。そのため、夜間の血圧が高く維持されます。

・食塩のとりすぎ
食塩をとりすぎると、腎臓は余計な塩分を夜間に排せつしようとします。そのため、夜間の血圧が高くなります。

夜間高血圧が心配なときは……

夜間高血圧の人は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高いことが明らかなので、注意が必要です。夜間高血圧の発見には、1日の血圧を連続して測る「24時間自由行動下血圧測定(ABPM)」が用いられます。この検査は、健康保険の適応になっていますが、どこの施設でもできるわけではありません。夜間高血圧が心配な場合は、まず原因となる状況を改善するようにしましょう。それでも心配な場合は、この検査を行うかどうか医師に相談してください。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年2月28日)。