まいにち健康チェック
健康・医療

たった1kgでもいい。体重を落とすメリット、血圧にもあります

ペット大国日本。ペットフード協会の調べでは、日本の家庭で飼われている犬と猫の数はおよそ1,973万匹(2016年)。最近は猫派がじわりと増えて、犬派を逆転しそうな勢い。“猫かわいがり”される犬や猫が増えるなかで大きな問題になっているのがペットの肥満。

「なんだペットのことか」と思ったあなた。ふと目を落とし、おなか回りを見てみましょう。“ギクリ……”とした人もいるのでは? 肥満の人は肥満でない人より2~3倍も高血圧が多いこと、さらに高血圧の人には、肥満が正常血圧の人より2~3倍多いことをご存じでしょうか。

BMI25以上の人の半分が高血圧

自分の体重が、標準か肥満かを調べる目安として世界的に活用されているのが「BMI(ボディーマスインデックス)」。BMIは次の計算式で簡単に求められます。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
体重75kgで身長170cmの人なら、75÷1.7÷1.7で、BMIは25.95。

世界保健機関(WHO)では、BMI30以上を肥満と判定しますが、日本ではBMI25以上を肥満としています。それを裏づけるようにBMI25以上の2人に1人が、高血圧だったという調査もあります。

肥満の人に高血圧が多い理由は、よくわかっていません。肥満になると、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが作用しにくくなり、血糖値を調整するために膵臓(すいぞう)からより多くのインスリンが分泌されます。インスリンは、血糖値を下げる以外に、血圧を上げる交感神経を刺激したり、腎臓からナトリウムを排せつしにくくする作用があります。そのため、肥満になるとそれらの作用が亢進して血圧が上がる可能性があります。また、おなか回りの内臓脂肪が増えることで、血圧上昇に関係する物質も多くつくられることがわかっています。食べる量が増えるのに伴って食塩摂取量も増える、ということも関連している可能性があります。

一方、体重を1kg落とすと血圧が1.7~2mmHg下がることがわかっています。肥満から高血圧への道、進むかどうかはあなた次第です。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。