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健康・医療

たばこから高血圧は起こらない? 数本なら吸ってもいい?

公開日:2017年12月1日
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新大陸発見で知られるコロンブス。実際にたどりついたのはカリブ海の島々で、コロンブス本人は死ぬまでそこがインドだと信じ込んでいたそうです。そのコロンブスが、ヨーロッパに持ち帰った物の1つがたばこ。

日本にたばこが伝搬されたのは16世紀後半。それから400年余りたった今日、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙が問題視され、対策強化が進んでいます。

たばこの害については、いまさらいうまでもないですが、血圧に対してはどうでしょうか。確かに、たばこを吸うと、ニコチンの作用で血管が収縮するので血圧が上がります。ただし、1日に20~30本もたばこを吸うようなヘビースモーカーでなければ高血圧の直接の原因にはならないとも考えられています。
むしろ禁煙して体重が増えてしまうことで、血圧が上がる場合があるようです。禁煙したことで、食事がおいしくなってつい食べすぎたり、禁煙のストレスでつまみ食いが増えたりすることが関係している可能性があります。

喫煙家に迫る、ある日、突然の“死”

それなら、“数本は吸ってもいいのか”というと、そんなことは決してありません。アメリカのフラミンガムという小さな町で60年以上にわたって続けられている世界的に有名な研究があります。その研究で、たばこを吸う人は吸わない人に比べて、心筋梗塞を起こす危険性が2~3倍も高いことが明らかにされています。

血圧を下げる目的は、心筋梗塞や脳卒中を予防すること。たとえ、たばこが高血圧に直接影響しなくても、心筋梗塞を引き起こすのであれば、当然やめるべきです。
もう1つ、フラミンガムの研究でわかったことは、突然死を起こす危険性。たばこを吸う男性は吸わない男性の10倍以上。長生きするための一歩は、まず禁煙からといえるでしょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年12月1日)。