まいにち健康チェック
健康・医療

日本人の多くがこのタイプ。生活習慣の乱れが引き金の「2型糖尿病」

「糖尿病」といっても、その原因はいろいろあります。「膵臓(すいぞう)がん」によってインスリン分泌が低下した、あるいは「肝がん」によって肝臓でのインスリンの働きが低下したため、ブドウ糖の処理がうまくできなくなり、「高血糖」になる例も少なくありません。中年以降で突然糖尿病が見つかった例では、これらの「がん」を疑って検査をします。

糖尿病は一般的に、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」に大きく分けられます。糖尿病全体の98%以上を占めるのが、2型糖尿病です。2型糖尿病は、生活習慣の乱れが引き金となって発症する病気で、世界中で患者数が増加しています。

働き盛りの40歳代、学生や子供にも!

日本では、2型糖尿病は年齢を重ねるとともに増加する傾向がありますが、近年は過食や運動不足などの生活習慣の乱れから、20歳~40歳代でも発症する人が増えてきています。また、その影響は小さい頃から“高脂肪・高エネルギー”の食事になじみ、清涼飲料水を多飲する習慣がついた若い世代、そして学童にまで及んでいるのです。

2型糖尿病は生活習慣病の1つですから、乱れた食事や運動不足の習慣によって引き起こされます。それらが血糖値を緻密に調節する「インスリン」の働きを低下させることで発症するケースが多いのです。

いつも食べすぎる、それも高脂質で高エネルギーの食事ばかり、さらに慢性的な運動不足が続いていると、内臓脂肪だけではなく「脂肪肝」「脂肪筋」を招きます。膵臓から分泌されるインスリンこそが肝臓や筋肉にエネルギー源であるブドウ糖を取り込ませるのですが、脂肪肝や脂肪筋になると、インスリンの働きが低下してしまいます。その結果、炭水化物から分解され流れ込んできたブドウ糖を肝臓が取り込めず、食後血糖値が異常に上昇します。さらに肝臓を通り抜けたブドウ糖を筋肉が取り込めず、食後の血糖値がなかなか下がりません。膵臓は常に血糖値を見張っていて、血糖値が高いと、必死でインスリンを分泌すべく頑張ります。しかし、この状況が続くとやがて膵臓は疲労困ぱいして、インスリンを分泌できなくなってしまうのです。すると、空腹時間が長くなった深夜まで、ブドウ糖が利用されないため血糖値が高くなってしまいます。

おわかりですね。2型糖尿病と診断を受けた人は、「自分が糖尿病になった原因は何だろう」と考え、迷わず、速やかに生活習慣を見直しましょう。効果は必ずすぐに発揮されます。