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健康・医療

高血圧と診断された人へ。心構えはできていますか?

公開日:2018年4月4日
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「高血圧」は、痛くもかゆくもありません。いきなり体調が悪くなるわけでもありません。そのため、高血圧と診断されても、治療を焦る必要はないと誤解されがちです。

「NIPPON DATA 2010」を基に算出した日本の高血圧患者は約4,300万人。単純に考えると、日本人の実に3人に1人が、高血圧という計算です。一方、高血圧で治療が必要な人のうち実際に治療を受けているのは、70歳代男性が約64%で70歳代女性は約69%。ところが、50歳代では、男性約43%で女性は、なんと約31%。治療を受けている人は半分以下という状況です。

高血圧は「サイレントキラー」

高血圧は、通称「サイレントキラー」と呼ばれています。自覚症状がないため放置され、知らないうちに進行し、ある日突然命に関わる状態になり、初めて事の重大さに気付くからです。血圧管理をきちんとすれば予防できる“高血圧の合併症”のせいで、楽しいはずの後半の人生が障害されるのは残念です。忍び寄る高血圧の合併症を防ぐためにも、高血圧と診断されたら、適切な治療を受けましょう。

まず、医療施設を定期的に受診し、医師の診察と血圧測定を受けます。不安なことやわからないことは遠慮なく医師に相談しましょう。そして、必要に応じて降圧薬をのみ、生活改善を行うことです。この2つを守って血圧を適切にコントロールできれば、突然命に関わる病気に襲われるという事態の回避に役立ちます。

高血圧の治療には、家族の協力も欠かせません。高血圧対策には減塩が重要。家族が料理をつくっている場合は、その協力と支えがなければ減塩は達成できません。生活改善がおろそかになったときに、親身になってサポートしてくれるのも身内だからこそです。子どもがいる場合は、高血圧の遺伝因子も共有している可能性があります。次の世代の高血圧予防も考えて、家族全員で生活習慣の改善に取り組みましょう。