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健康・医療

ウイルス検査で「陽性」なら、感染が続いているか確認を

公開日:2018年4月4日
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C型肝炎かどうかを調べるために、まず行われるのが「HCV抗体検査」です。この検査が「陽性」を示したなら、さらに「HCV-RNA検査」を受けましょう。いずれも血液検査です。

「HCV抗体検査」が陽性なら次の検査へ

ウイルスに感染すると、そのウイルスを攻撃するための専用の武器が血液中に現れます。その正体は、免疫の働きによって作り出される「抗体」です。HCV抗体検査では、C型肝炎ウイルス(HCV)に対する抗体「HCV抗体」があるかどうかを調べます。

「陰性」の場合は、基本的にはC型肝炎ウイルスに感染していないと考えられます。ただし、感染してから抗体ができるまでには一定の時間がかかります。“感染しているが抗体ができていない時期”の可能性もあります。

「陽性」なら抗体があるということ。専用の武器であるHCV抗体の存在は、“C型肝炎ウイルスがいる”ことを示します。ただし、今もウイルスがいるかどうかは、わかりません。ウイルスはいなくなっても抗体はつくり続けられるため、抗体の検査では陽性の反応が現れます。感染が続いているかどうかを調べるには、さらに詳しい検査が必要です。

今もウイルスがいれば、治療開始

抗体に対して、抗体が攻撃する相手を「抗原」といいます。HCV抗体検査が陽性なら、抗原であるC型肝炎ウイルスそのものの存在を確かめる必要があります。そのために行われるのが「HCV-RNA検査」です。血液中に、ウイルスに含まれる遺伝子が見られるかどうかを、確認します。

HCV抗体検査が陽性でも、HCV-RNA検査が陰性の場合、すでにウイルスは排除されている可能性が極めて高い、つまり“C型肝炎は治っている可能性が極めて高い”と判断できます。

HCV-RNA検査が陽性の場合は、今も感染は続いており、肝臓に住み着いたウイルスが肝炎を引き起こしていると考えられます。専門医を受診し、肝臓の状態をよく調べ、適切な治療を進めましょう。

【HCV抗体検査の結果】
陽性(+)……感染したことがある、または感染が続いている可能性もある。HCV-RNA検査を受けること。
陰性(-)……感染していない可能性が高い。

【HCV-RNA検査】
陽性(+)……現在も感染が続いている。治療が必要になる。
陰性(-)……現在は感染していない可能性が極めて高い。C型肝炎はすでに治っている可能性が極めて高い。