まいにち健康チェック
健康・医療

“多すぎ”が根本原因! お酒も食事も「脂肪肝」を招く

公開日:2018年4月4日
タグ:

健康診断を受けた人の約3割に見られる「脂肪肝」。要は、“肝臓に脂肪がたまりすぎている”ということです。脂肪肝は悪しき生活習慣の現れともいえるもの。「脂肪肝です」と指摘されたら、日頃の生活を見直す必要があります。

余分な脂肪は、水滴のようにたまっていく

脂肪肝のほとんどは、食事のとりすぎや、お酒の飲みすぎが原因で生じます。使いきれずに余った栄養素は、肝臓で脂肪に変換され、体のあちこちにたまります。肝臓も脂肪の“貯蔵庫”の1つ。余分な脂肪は肝細胞の中に水滴のようにたまっていくのです。

脂肪がたまった肝細胞が増えていき、画像検査でも白く輝いて見えるようになれば、「脂肪肝」と診断されることになります。

飲みすぎタイプと食べすぎタイプがある

“肝臓に脂肪がたまっている”ということ自体は同じでも、脂肪がたまりすぎた原因によって、脂肪肝のタイプは大きく2つに分けられます。

1 アルコール性脂肪肝
長年、連日のように大量の飲酒を続けることで起きてくる脂肪肝。肝臓がアルコールの処理に追われ、栄養素の代謝がおろそかになることで生じます。「アルコール性肝障害」の初期段階として脂肪肝になり、そのまま飲酒を続けると、アルコール性肝炎やアルコール性肝線維症に。それでも飲酒をやめなければ、アルコール性肝硬変へと進行していきます。

2 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)
食事のとりすぎや運動不足など、肥満を招くような生活習慣が原因で起きてくる脂肪肝です。大半は脂肪がたまっているだけの単純性脂肪肝(非アルコール性脂肪肝[NAFL:ナッフル])ですが、なかには肝細胞に炎症が生じ、徐々に肝細胞の破壊が進んでしまうこともあります。こうなると、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)」といわれます。炎症が生じてNASHになると、肝硬変、肝がんに進む危険性が高くなってしまいます。

お酒の飲みすぎか、お酒の量より食べすぎと運動不足が問題なのかは、人によって違います。いずれにせよ、肝臓に脂肪がたまる原因は、生活習慣のなかにあるのだということは、しっかり認識しておきましょう。