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健康・医療

しっかり眠っていても眠い……。もしかしたら「過眠症」?

公開日:2018年4月4日
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やたらと忙しい日本人。多くの人が抱えている悩みが「睡眠不足」です。

毎日4、5時間しか睡眠をとる時間がなく、昼間に強い眠気を感じるのであれば明らかに睡眠不足といえます。では、こんな場合は? “十分に睡眠をとっているのに、昼間、猛烈に眠くなる……”。

睡眠がとれていると思っているのに、眠気に襲われたり、居眠りをしてしまうのは、「過眠症」かもしれません。

「過眠」の原因には4つのタイプがある

日中の強い眠気で困ることになる「過眠」は、いくつかの原因を背景に起こります。

1 睡眠時間が慢性的に足らず睡眠不足から昼間に眠くなってしまう。体質的に睡眠時間が長い人では、ほかの人と同じくらい眠っていても眠くなることがある。

2 夜間の睡眠に何らかの問題があって、眠りが浅く不安定なため、眠っても脳の疲労が回復できず、昼間に眠気が出てしまう。

3 1日のリズムをコントロールする体内時計が実際の昼夜の時間とずれてしまうため、夜は目が冴え、昼間は眠たくなる。

4 日中に目を覚ましておく仕組みが日中に働かなくなるために、眠ってしまう。

治療が必要な場合もある

1の場合は、何時間くらい眠るといいのかを自分で知り、必要としている睡眠時間に応じて眠るよう生活を工夫することが重要です。中年では6.5時間、高齢者では6時間くらいでしょうか。

2から4については、治療が必要な場合があります。

例えば2の場合。睡眠中に何度も呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」や睡眠中に手足がピクピク動いてしまう「周期性四肢運動障害」では、睡眠が浅く不安定になって休息がうまくいかず、脳が疲労から回復できないため日中に強い眠気が出現します。

3は、「概日(がいじつ)リズム睡眠・覚醒障害」と呼ばれ、実際の時刻から体内時計が遅れてしまう「睡眠相後退型」や体内時計が早まってしまう「睡眠相前進型」があります。睡眠相後退型は若い人に多く、朝起きられず、何とか起きても午後まで眠気が続きます。睡眠相前進型は高齢者に多く、夕方から眠くなってしまいます。

4には、日中に突然眠ってしまう「ナルコレプシー」や「突発性過眠症」があります。

それぞれ治療法があるので、日常生活に支障が出ているのであれば、一度病院で相談してみるとよいでしょう。「日本睡眠学会」のホームページの「睡眠医療認定医リスト」を確認し、近くにある医療機関を受診してみるのも1つの方法です。