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健康・医療

なぜ高血圧を治療するのか。健康な人と変わらない生活をするため②

公開日:2018年5月2日  更新日:2019年8月30日
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心筋梗塞や脳卒中などの病気は、場合によっては亡くなってしまうケースや、重い後遺症が残って介護が必要になるケースもあります。「なぜ高血圧を治療するのか。健康な人と変わらない生活をするため①」では、高血圧が放置されると、こうした病気を引き起こすリスクが高まることを解説しました。

心筋梗塞や脳卒中など、心臓や血管に起こる病気のことを「心臓血管系疾患」といいます。高血圧を治療する目的は、心臓血管系疾患を防いで、健康な人と変わらない生活を送れるようにすることです。さらに、高血圧を治療することは、「心不全」や「慢性腎臓病(CKD)」「認知症」などを予防したり、悪化を防ぐことにもつながります。

治療は、「生活習慣の改善」と「薬物治療」

高血圧の治療は、生活習慣の改善と降圧薬による薬物治療の2本柱で行います。生活習慣を改善するためには、食生活や運動など自分の生活を見直して問題点を洗い出し、改善していきます。血圧が高いと言われたら、味付けの濃い料理を好んで食べている、お酒をよく飲んでいる、運動する習慣がないなど、改善すべき点がないか思い浮かべてください。生活習慣の改善で大事なのは、長く続けていくことです。

しかし、生活習慣の改善だけで十分な血圧管理をすることは、多くの場合困難です。生活習慣の改善にこだわり続け、十分な血圧管理ができないまま何か月もたってしまうのは問題です。生活習慣改善の努力をして1~3か月たっても十分な血圧管理ができなければ、降圧薬を服用する必要があります。糖尿病を合併していたり、すでに高血圧による心臓血管系疾患を起こしてしまっている場合は、最初から降圧薬治療を行うこともあります。その場合でも、生活習慣の改善は、降圧薬治療と並行して行ってください。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年5月2日/更新日:2019年8月30日)。