まいにち健康チェック
健康・医療

特定健診、これは困った。受診率が低い働き盛りの層

メタボリックシンドロームのある人で40~74歳を対象に、2008年4月にスタートした「特定健診」。厚生労働省の調査では、年々受診率は上がっているものの依然として過半数割れの状態が続いています。

平成26年度特定健診の受診率を事業の運営主体別に見ると、最も高いのが健康保険組合加入者の72.5%。最低は、自営業者らを対象とした国民健康保険加入者の35.3%。健康保険組合加入者の受診率と比べ、あまりの低さにがく然とします。なかでも群を抜いて低いのが、40~44歳男性の16.4%と45~49歳男性の17.8%。国民健康保険加入者は、年齢が低くなるのに比例して特定健診の受診率が低くなるのが特徴です。

早期発見と治療のために年1回は健康診断を

高血圧は、心筋梗塞、心不全や脳卒中などの心臓血管系疾患の原因になりますが、自覚症状がほとんどといっていいほどありません。心臓血管系疾患が発症すると、息切れ、胸痛、麻痺(まひ)などの症状が起こります。自覚症状が現われてから受診するのではなく、ふだんから健康診断をきちんと受けてください。高血圧などの病気を早期に見つけて、心臓血管系疾患の予防に取り組むことが、後半の人生を楽しく過ごすために大切です。

健康診断では、血圧、血糖や脂質の検査以外にもさまざまな検査が行われます。肝機能や腎機能、腎臓病の重要なサインとなる「たんぱく尿」などもチェックします。また、身長や体重、白血球や赤血球など血液の成分を調べる検査、胸部エックス線検査、心電図検査なども併せて行うことが多いので、全身の健康状態をチェックする絶好の機会です。

健康状態をチェックし、高血圧などの病気や異常を早期発見して早期治療に結びつけるためにも、年に1回は特定健診や健康診断を受けましょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年5月2日)。