まいにち健康チェック
健康・医療

治療法は4つ。あなたのベストを見つけよう

公開日:2018年6月6日
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花粉の季節がやってくると、憂うつな気分になる人も多いことでしょう。今年こそつらい症状を軽減するために、自分にとってベストな治療法を選択したいものです。まずは、どのような治療法があるのか知っておきましょう。

薬や手術は症状を抑えるための対症療法

① 原因となる抗原(アレルゲン)を遠ざける、除去する
すべての花粉症の人に共通する基本的な対策です。花粉飛散が多い日には、外出時にマスクやめがねをする、部屋の窓を開けない、洗濯物や布団を外に干すのをやめる、できれば外出を控えるなど、花粉との接触を減らす工夫をします。

② 薬物療法
アレルギー症状を抑える薬を使います。のみ薬、点鼻薬、点眼薬などがあります。強く出ている症状に応じた薬を使います。症状の出始めで軽いときに薬を使い始めることが大切です。

③ 手術
薬を使っても症状が改善しない場合や、薬を使えない場合などには、手術を検討します。鼻の粘膜をレーザーで焼く手術法などがあります。

これら3つの治療法は、花粉症を根本から治すものではなく、あくまでも症状を抑えるための対症療法となります。

唯一の根治治療は、免疫療法

花粉症をもとから治す唯一の治療法とされているのが、免疫療法です。

④ 免疫療法(減感作療法)
アレルギーの原因となる花粉のエキス(アレルゲン)を注射などで投与して、そのアレルゲンに対する反応を弱くするような免疫を獲得させて、症状が起こらないように体質改善を図ります。

従来は、花粉のエキスを注射する「皮下免疫療法」が一般的でした。通常、最初の3か月程度は週に2回ほど通院して注射投与を受け、その後は月に一度になります。効果は高いものの少なくとも50回程度の注射が必要なので続かなくなる患者さんも多く、まれにぜんそく発作やショックなど重い副作用が起こることも問題でした。

そこで、近年では、花粉のエキスを舌の裏面に投与する「舌下免疫療法」が開発され、健康保険で受けられるようになっています。約3年間、毎日続ける必要がありますが、自宅でできて重い副作用が非常に少ないことがメリットです。

これら4つの治療法から、症状の程度や患者さんのライフスタイル、希望などによって、最適な方法を選択します。