まいにち健康チェック
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脱・座位生活。1時間ごとに立ち上がれ!

公開日:2018年6月13日
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2012年の総座位時間と総死亡リスクの関連を調査したオーストラリアの研究によると、1日のうち長い時間座ったまま過ごしている人ほど死亡リスクが高く、寿命を縮めているといいます。

デスクワークの多い会社員には、ちょっと「どきっ!」とする話かもしれませんね。「ジムに通っているから、自分は大丈夫」そんな風に思った人がいたとしたら、要注意です。

危険な落とし穴「アクティブ・カウチポテト」

「アクティブ・カウチポテト」という言葉があります。これは、退社後や週末にジムに通うなど「アクティブ」に運動をしていながら、仕事はデスクワークで日中は座りっぱなし。家でもソファでくつろぐなどして、座位時間が長い人のことをいいます。

運動量と座位時間それぞれが死亡リスクに及ぼす効果を見た複数の研究のまとめによれば、大量に体を動かしている人では、座位行動の多い少ないは死亡リスクに関係しませんが、運動量が少なくなるにつれ、座位行動の増加による死亡リスクの上昇が目立ってきます。

例えば1日10時間、ほとんど座って仕事をしていて、帰りに1時間エクササイズをするような生活では、座りっぱなしによるリスクからは逃れられません。もちろん、まったく運動しない人に比べれば、はるかによいのですが、座り過ぎによるリスクの上昇にも目を向ける必要があるのです。

「立ったまま会議」が社員の死亡リスクを減らす!?

座位行動の時間を減らすことが難しい場合に重要になってくるのは、座位行動を中断することです。座りっぱなしを中断することで、さまざまな健康指標が改善することが、複数の研究から明らかになっているからです。

したがって、会社でデスクワークをしている人は、1時間ごとにトイレなどで立ち上がる習慣をつけることでも、リスクを減らすことができます。もっとも、オフィスで1時間ごとに立ち上がったり歩き回ったりするには、周囲の理解も必要でしょう。

会社では、「立ったまま会議」や、立って仕事をしやすいデスクを導入するなど、仕事のスタイルの変更が必要かもしれません。また個人では、座位時間が長くならないようにするため、ウエアラブル端末(身に付けるタイプのコンピューター端末)の機能(一定時間以上に座ったままでいるとアラートが出て立ち上がって動くことを促す)を活用する方法もあります。

立って会議をしたり、うろうろと歩き回ったり。これからは、そんな活動的なオフィスが主流になっていくかもしれません。