まいにち健康チェック
健康・医療

首の健康チェックが、動脈硬化予防のカギになる!?

「自分の血管の中を知りたい! 見てみたい!」と思ったことはありませんか?

動脈硬化は静かに進んでいき、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などの病気として現れます。その前に、血管の内側が危険な状態になっているとわかれば、早めに対策を講じることができるはず。

体の隅々まで巡っている血管の状態をすべてチェックするのは無理ですが、比較的簡単に血管の状態を調べる方法があります。

それは、首の動脈を見ることです。

首の動脈に起こる“頸動脈狭窄症”

動脈硬化は、全身のあらゆる血管で起こります。その1つが、首の動脈である「頸動脈(けいどうみゃく)」。

頸動脈は、首の左右に1本ずつある太い動脈で、脳などの頭部に血液を送るための重要な経路。この頸動脈に動脈硬化が起き、血液が流れる血管内の広さが、もともとの4分の1以下になると、「頸動脈狭窄症(きょうさくしょう)」と診断されます。

頸動脈は脳に血液を送っているので、血管が狭くなり十分な量の血液が送れなくなると、めまいなどの症状が出てきます。場合によっては、動脈硬化によって血液の塊(血栓)ができ、それが血流に乗って脳へ流れ、脳の重要な血管を詰まらせてしまう危険性もあります。

血中脂質が高い人は検査を受けましょう

頸動脈の状態は、実は手軽に調べることができます。頸動脈は途中で枝分かれしますが、動脈硬化が起こりやすいのは、その分岐点。そこを、超音波検査で調べればよいのです。

超音波検査は、首にジェルを塗って超音波を発する機器を当てるだけでできる、体への負担も痛みもない検査方法。しかも頸動脈は、ほかの血管の状況を知る目安になります。頸動脈の動脈硬化が進んでいれば、ほかの血管も危うい状態であると推測できるのです。

血中脂質の値が高いほか、血糖値や血圧が高い、喫煙習慣があるなど、動脈硬化の危険性が高い場合、まずは頸動脈の超音波検査を受けておくとよいでしょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2017年11月28日)。