まいにち健康チェック
健康・医療

脂質をとらない食事はNG。ビタミン不足になる!!

「食事の総エネルギー量を減らすなら、脂質を抑えればいいのでは?」そう考える人も多いようです。

糖質とたんぱく質は、1gにつき4kcal。それに対して脂質は9kcalあるので、2倍以上も高エネルギー。脂質を多く含む食品をあまり食べないようにすれば、食事での総エネルギー量をかなり抑えることができます。

でも脂質の極端に少ない食事は、ダイエット効果はそれほどでもなく、しかも健康によくありません。

アメリカではやった低脂質ダイエット

かつてアメリカで大々的に行われたのが、「低脂質ダイエット」。アメリカでは、肥満の人が非常に多く、心臓病も多発。その原因が、脂質たっぷりの食事にあると考えられました。そこで、国全体で「低脂質食」に取り組んだのです。

しかし、脂質のとりすぎは改善されたものの、残念ながら肥満も心臓病も減りませんでした。その理由は、脂質が少ない分、糖質が増えるからだと考えられます。

脂質を抜いていると、それを糖質で補おうとし、今度は糖質オーバーになって、やはり太るという結果になってしまいます。

ビタミン不足になり健康にも悪影響

脂質は、とかく悪者扱いされますが、体になくてはならない栄養素の1つ。そのため極端に減らすと、健康問題が生じてしまいます。

脂質には、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンD、ビタミンEといった「脂溶性ビタミン」と呼ばれるビタミンが溶け込んでいます。これらは脂質中以外は存在していないので、低脂質食ではビタミン不足になり、体の不調を招いてしまうことになります。

肉の脂身や油ギトギトの料理をたくさん食べるのは問題ですが、質のよい脂質は、適量をとるようにしましょう。