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何かの前兆? それともストレス?! 夢の正体とは

公開日:2018年6月13日
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現実にはありえない、まか不思議な世界が展開する夢。その正体については、古代からいろいろと考えられてきました。

「超自然的な力で見させられている何らかのメッセージ」「睡眠中に尿意を感じると水の夢を見るように、体の外部・内部からの刺激によって起こる精神活動」「抑圧された無意識の欲求や願望が現れたもの」。

現在も夢の正体は明確になっていません。しかし、体を休めるレム睡眠と脳を休めるノンレム睡眠という状態があることがわかって以来、夢体験の正体が科学的な見地からとらえられるようになってきました。

レム睡眠は脳がまどろんでいる状態

体が休むレム睡眠では、呼吸器や目を動かす筋肉を除き、全身の筋肉がだらんと緩んでいます。脳はというと、音などの刺激があったときは、すぐに目覚められる程度の軽くまどろんだ状態です。ただし、音や光などの外部刺激は遮断されているため、まどろんだ状態を継続することができます。夢は、このときに見るのです。

レム睡眠時の脳の活動状態を調べてみると、目を動かす部位の活動が高まっています。また、目から入ってくる情報を処理する部位や、心地よさや不快感などの情動的記憶と関連する部位なども活発に活動しています。

夢は、危機に対処する行動リハーサル?

レム睡眠の間は、脳の指令が筋肉に伝わらないよう、接続が切れた状態になっています。ネコを使った実験で、レム睡眠中にこの接続を実験的につなげてしまうと、獲物に飛びついたり、身構えたりする動作が現れます。同じようなことが、人間の睡眠障害として現れることもあります。

このことから、「夢は危機に対処する行動リハーサル」という説もあります。何かあったときに適切に行動できるよう、夢のなかで練習しているのだというのです。そうだとすれば、悪夢を見たと思っても、それは意外と私たちに危機を思い起こさせて準備を促し、身を守って生存するのに役立っているのかもしれません。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年6月13日)。