まいにち健康チェック
健康・医療

「かぜをひいたらまず睡眠」は正しい対策

公開日:2018年6月13日
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「頭が痛い、くしゃみが出る、のどが痛い、熱っぽい」「かぜかな?」というとき、どう対処しますか?

① 薬をのんで、いつも通り出社する
② 大学病院で、検査・診断してもらう
③ 仕事を休んでよく眠るようにする

お勧めは、③。
かぜを根本的に治す薬はないので、薬をのんでも、いつも通りの生活を続けるとかぜが悪化するかもしれません。大学病院などの大きな病院は、かかりつけ医から紹介状をもらって行くところ。かぜの症状で行くのは、あまりに大げさです。かぜをひいたら、何はともあれ、しっかりと休養をとって治すのがいちばんです。

かぜをひくと眠くなる訳

かぜをひくと、睡眠不足でもないのに眠気が出てくるもの。かぜのウイルスなど、人間の敵となるものが体に侵入したとき、それと戦って退治する巧妙な免疫システムがあるからです。

かぜをひいたことで、「敵をやっつけろ!」という指令が出て免疫系の細胞が活性化すると、白血球からサイトカインというたんぱく質が放出されます。このサイトカインは、ウイルスなどの外敵が増殖するのを防ぐ働きをしています。また、脳に働きかけて、睡眠を促すという役目ももっています。かぜをひくと眠くなるのは、このためです。

抗生物質や抗ウイルス薬など外敵を退治する薬がなかった頃には、「よく眠る肺炎は治りが早いが、眠らない肺炎は治りが悪い」と言われていました。眠たくなるということは、体の中で外敵と戦う物質がつくられている証拠ともいえるのです。

眠ることで、免疫の働きが強くなる

私たちの睡眠は、免疫システムとも深く連動しています。そして眠ることで、免疫の働きがより強化されると考えられています。かぜをひいたときの眠気は、体内でウイルスとの戦いが始まっている証し。かぜのサインを感じたら、免疫の力をさらに高めるためにも、眠る時間の確保を何より優先しましょう。

※この記事は、執筆時点での情報に基づき作成しております(執筆年月日:2018年6月13日)。