まいにち健康チェック
健康・医療

糖尿病の食事療法 食事療法のストレスは、野菜で解消!

糖尿病の食事療法では、適正摂取エネルギー量をオーバーしないよう、栄養バランスを考えながら食事量をコントロールしなければなりません。食べてはいけない食品はないのですが、「腹八分目」が基本です。

しかし、患者さんのなかにはストレスがたまり、ある日突然やけ食いをしてしまう人もいるようです。「今日は、おなかいっぱい食べたい」という日もあるでしょう。そんなときは、野菜をおなかいっぱい食べるのはいかがでしょうか。野菜は低エネルギーですから、たくさん食べてもほとんど問題ありません。

食物繊維には、動脈硬化を改善する効果も

糖尿病の患者さんに野菜が勧められるメリットの1つは、野菜に含まれる食物繊維が炭水化物の分解を緩やかにして、食後の血糖値の上昇が抑えられることです。しかし、それだけではありません。野菜に含まれる食物繊維には、コレステロールの吸収を防ぐ働きもあるため、肥満や動脈硬化の改善にも効果的です。

糖尿病は放置されると、全身の血管で動脈硬化が進行し、悪影響が及びます。心筋梗塞や脳梗塞をはじめ、最近では血管性認知症を発症するリスクが高くなることも明らかになっています。食物繊維をしっかり摂ることは肥満や動脈硬化を改善し、こうした命や生活の質に関わる合併症を防ぐことにもつながるのです。

また食物繊維のうち、不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸収して膨らむ性質をもっています。そのため便のかさが増え、腸のぜん動運動が活発になり、便秘解消にとても効果的です。さらに、腸内環境を整える作用があるため、大腸がんの予防にも効果があるといわれています。

現代の日本人はどの年代も野菜の摂取量が不足しているといわれています。なかでも20歳~40歳代の野菜不足が目立ちます。この年代の人は、特に意識して、毎回の食事でたっぷり野菜を摂るように心がけてください。