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健康・医療

この症状は花粉症? 検査について知っておこう

公開日:2018年6月27日
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くしゃみ、鼻水が止まらない!「花粉症かも?」と思ったら、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。かぜやほかの病気と区別するためにも、一度検査を受けましょう。

問診と鼻の中をみる検査、鼻汁を調べる検査が基本

耳鼻咽喉科では、問診で「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」などの花粉症の典型的な症状がないかどうかを聞かれます。次に、鼻の中(鼻腔:びくう)を観察し、腫れや炎症の有無を確認します。典型的な症状と鼻内の異変があれば、花粉症が強く疑われます。

その後、確認のために鼻汁を採取し、アレルギー反応が起きていると増える好酸球(白血球の一種)が含まれているかどうかを検査します(鼻汁好酸球検査:びじゅうこうさんきゅうけんさ)。結果はすぐにわかります。

皮膚テストや血液検査で原因となる花粉を特定する

さらに詳しく原因を調べるために、皮膚テスト、あるいは血液検査のどちらか一方を行うのが一般的です。

皮膚テストは、原因となる花粉エキスを前腕にたらし、針で軽く刺してその部分に腫れや赤みなどの炎症反応が起こるかどうかを調べます。花粉エキスを皮膚に注射する方法もあります。炎症反応の有無により、どの花粉エキスに対して「IgE抗体(免疫が花粉を異物として認識したときにできる抗体)」がつくられているかがわかります。すぐに結果が出ます。

血液検査は、血液を採取してさまざまな花粉エキスと反応させて、どの花粉に対してどのくらいのIgE抗体をもっているかを調べます(特異的IgE抗体検査)。結果が出るまで数日かかります。また、皮膚テストに比べて、検査料も割高になります。ただ、簡便ですので、アレルギー診断の検査として現在盛んに行われています。

このほかに、鼻粘膜誘発テストもあります。花粉エキスを鼻の粘膜に付着させて、くしゃみなどの症状が出るかどうかを調べます。花粉症と同じ状況をつくり出せるので信頼度は高いのですが、今のところ日本で使用できる検査用のエキスはブタクサとハウスダストだけです。したがって、スギ花粉症かどうかの特定はできませんが、スギ花粉飛散時期に前述したような典型的な症状があり、かつ花粉症に対するIgE抗体が陽性なら、スギ花粉症と診断されます。