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健康・医療

増えている 子どもの花粉症①

近年、子どもの花粉症が増えています。しかも、低年齢化してきており、幼児期から発症する子どもも増えています。子どもの花粉症は、大人の花粉症にはない問題もあるので、正しい知識をもって対処しましょう。

子どもの症状に気付きにくいことも!?

子どもの花粉症も大人の花粉症も、“スギやヒノキの花粉をアレルギーを起こす物質(アレルゲン)として発症して主に鼻の症状が現れる”という点は同じです。ただし、子どもならではの問題がいくつかあります。

1つ目は、子どもは症状があっても自分からは訴えない場合も少なくないことです。鼻づまりで口を開けていても、子ども自身は慣れてしまっていることがあります。周囲の人も「この子はいつもこんな感じ」と思い込んでしまうため、症状に気付きにくいといえます。

2つ目は、鼻水や鼻づまりがあるとよく眠れないために日中に眠かったり集中力が途切れたりと、学習に影響することもあります。ただ、本人がそのことに気付いていないことが少なくなく、調べてみると成績が悪いのは鼻炎のせいだった、ということもあります。

花粉症があるとぜんそくが起こりやすい

3つ目は、花粉症がある子どもは、ほかのアレルギーの病気にもなりやすいということです。

アレルギー反応を起こしやすい体質をもって生まれた子どもは、まず、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹、食物アレルギーによる下痢や腹痛などを発症することが少なくありません。続いてアレルギー性鼻炎や花粉症、ぜんそくと、アレルギーの発現部位を変えながら成長していくことが多いものです。これを、「アレルギーマーチ」といいます。以前は、ぜんそくのあとにアレルギー性鼻炎や花粉症が起こるものとされていましたが、近年では逆にアレルギー性鼻炎がぜんそくの発症に先行することが少なくない、ということが明らかになっています。

アレルギーの病気は思春期を迎えるころに自然に治ることが多いといわれていましたが、最近では大人になっても治らない人が増えています。花粉症やアレルギー性鼻炎の段階できちんと治療をすれば、アレルギーマーチを断つことができる可能性もあります。発症したら早い段階で適切な治療を受けさせることが大切です。

<続きは『増えている 子どもの花粉症②』をご覧ください。>