まいにち健康チェック
健康・医療

増えている 子どもの花粉症②

<『増えている 子どもの花粉症①』の続きです。>

子どもの花粉症は、かぜやインフルエンザ、通年性アレルギー性鼻炎などと区別がつきにくいものです。「うちの子、花粉症かも!?」と思ったら、医療機関を受診して原因を調べてもらいましょう。

耳鼻咽喉科や小児科でアレルギーの検査を

鼻の症状が強いときは、花粉症や通年性アレルギー性鼻炎だけでなく、鼻のポリープ(鼻茸:はなたけ)など別の鼻の病気が隠れていることもあるので、鼻の専門医に診てもらいましょう。

最初に受診するのは、かかりつけの小児科でもよいでしょう。ただし、小児科では鼻の中を詳しく診察できないので、症状が改善しない場合は鼻の専門医を紹介してもらうとよいでしょう。

すでにほかのアレルギーの病気がある場合には、アレルギー科でも対応できます。また、鼻の症状に加えて目のかゆみや充血などが強い場合には、眼科で診察してもらうと安心です。

検査では、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)を調べるために、血液を調べる「特異的IgE抗体(免疫が花粉を異物として認識したときにできる抗体)検査」や鼻汁(びじゅう)を調べる「鼻汁好酸球検査」などが行われます。疑われるアレルゲンを含むエキスを皮膚に投与して調べる「皮膚テスト」や、エキスをつけた紙を鼻に入れて反応をみる「鼻粘膜誘発テスト」もありますが、低年齢の子どもには行いにくいのが実情です。

症状に合った薬を使う。舌下免疫療法は12歳以上

治療では、症状に合った薬を使います。アレルギー反応を抑える内服薬、点鼻薬、点眼薬が中心となります。

薬はあくまでも対症療法です。根治療法としては免疫療法があります。免疫療法には、従来からの注射による「皮下免疫療法」と、花粉エキスを舌下にたらす「舌下免疫療法」があります。

注射は5歳から可能ですが、定期的に通院して注射を受ける必要があるため、子どもが嫌がることが多いものです。舌下免疫療法は自宅で行うことができ、注射より副作用が少ないことがメリットです。しかし、現在のところ12歳以上が条件となっているため、12歳未満の子どもは受けることができません。近い将来、12歳未満の子どもでも健康保険で広く行えるようになると期待されています。