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健康・医療

糖尿病でも塩分に注意! その理由は……

公開日:2018年7月4日
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糖尿病の食事療法では、「減塩」にも取り組んでいきます。しかし患者さんのなかには、糖尿病は血液中のブドウ糖の濃度が高くなるのだから、塩分に気を付ける必要はないのでは? と疑問に思う人もいるでしょう。糖尿病というと炭水化物ばかりが注目されますが、実は塩分を抑えることもとても重要です。

高血圧は、糖尿病や合併症を悪化させる

塩分は、全身を巡る血管と深く関係しています。塩分を摂りすぎると、血液中の塩分濃度を一定に保つために血流量が増え、高血圧が引き起こされます。すると全身の血管で動脈硬化が進むため、糖尿病による動脈硬化の進行と相まって心筋梗塞や脳梗塞のリスクは一気に高まります。

また、糖尿病を放置することで腎臓の細い血管が障害されて起こる「糖尿病腎症」も高血圧とは悪循環の関係にあり、どちらかが悪化すればもう片方も確実に進行していきます。

味の濃いおかずが肥満を招く!

さらに、高血圧を招きやすい味の濃いおかずを食べると、自然とご飯が進み、つい食べすぎてしまいます。するとエネルギーオーバーになり、糖尿病を悪化させることになるのです。

このように、糖尿病と高血圧は密接に関係しています。ですから、食事療法では塩分の摂取量に対しても注意が必要なのです。ふだんから薄味に慣れておくことが、とても大切です。

薄味にしたときに味がないような感覚に陥る人は、味の濃いものを食べる習慣がついていたのです。しかし、薄味料理を続けていくことで薄味に慣れていき、だんだん素材の味がわかるような美食家に変化していきます。少し時間はかかるかもしれませんが、しっかり取り組んでいきましょう。